BE ONE BLOG

2018.10.10

海底のゴミ拾い

 先日、江ノ島漁港で行われた日本釣振興会主催の「水中清掃」というイベントに友人と参加し、少しお手伝いしてきました。

 ビーチクリーンはやろうと思えば一人でも気軽にできるので趣味のひとつになってますが、海底のゴミ拾いとなると一人ではできません。10名ほどの専門のスクーバダイバーが堤防から海に飛び込んで潜り、ダイバーさんが海底で拾ったゴミを網袋に入れます。そして、それをカラビナをつけた紐とつないで、我々が堤防の上から引き揚げます。大きなものだとゴミそのものに紐をくくりつけて揚げたりと、こうした作業を地道に繰り返していきます。
 
 1時間半ほどの間に、釣り具、鉄くず、食器類、スマホ、工具、建設現場でつかうもの、ごみ箱、2m四方はある鉄柵など、いろいろなものが揚がりました。あとで聞いたらトータルで400kgほどになったそうです。「海の透明度がよければ、もっといろいろなものが拾えた」とダイバーさんは話しておられました。今回拾い上げたものは、本当に氷山の一角にすぎなかったのでしょう。正直、決してきれいとはいえない水の中で潜っていたダイバーさんは大変だったと思います。
 
 もちろん、これだけですぐに海がきれいになるわけではありませんが、小さな積み重ねが違いを生めば良いなあと。江ノ島は2020年東京オリンピックのセーリング競技会場でもあるし、海外の人から「汚ねえ海だなあ」と言われてしまったらちょっと悲しいので、微力ながら引き続き海の掃除に関わっていきたいと思います。